沼津市内浦の駿河湾に浮かぶ無人島・淡島へ、連絡船で渡って楽しむ施設があわしまマリンパークだ。入園料は大人3,000円で、往復の乗船代・全ショーの観覧料がすべて含まれる。JR沼津駅南口から東海バスで約30分、バス停を降りれば目の前に船のりばがある。カエル館・水族館・アシカとイルカのショー・島一周の散策路まで、まとめて2〜3時間を使える。
戸田(へだ)エリアが「自然の海をそのまま体感する」場所なら、あわしまマリンパークは「整備された施設で、カエル館から水族館・ショーまでをひとまとめに楽しむ」場所だ。同じ沼津市内でも、体験の性格はまったく異なる。
船で3分、無人島に着く
あわしまマリンパークがほかの水族館・観光施設と決定的に違う点は、陸から船に乗らないと着けないという点だ。
チケットを購入すると、そのまま駐車場隣の船のりばへ進む。連絡船は約15分間隔で運航しており、行列ができていても長くは待たない。乗船時間は約3分。駿河湾の穏やかな海面を横切り、あっという間に淡島に着く。船旅というよりも「ここから始まる」という切り替えのような時間だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 乗船場所 | 駐車場隣の船のりば |
| 乗船時間 | 約3分 |
| 運行間隔 | 約15分ごと |
| 夏季の最終便(3〜10月) | 16:50発 |
| 冬季の最終便(11〜2月) | 16:20発 |
| 車椅子・ベビーカー | 乗船補助あり |
往復の乗船料は入園料に含まれているため、別途支払いは不要だ。
日本最大級のカエル館
淡島に着いて多くの来場者が驚く展示がカエル館だ。日本産・世界産のカエルを合わせて50種類以上を常時展示しており、日本最大級の規模を誇る。
水槽は時間になると自動で雨が降る仕組みになっており、植物を含めた自然環境が再現されている。宝石のように鮮やかな体色をもつヤドクガエル、葉や石に見事に溶け込む擬態カエルなど、見た目の先入観を覆すような種が揃う。
「カエルが苦手」と言っていた人が、気づくとガラス張りの水槽に顔を近づけている——というのが来場者の間でよくある話だ。水族館のついでに見るつもりで入ると、予想を超えやすい展示だ。
水族館・ショー・体験コンテンツ
淡島水族館では、駿河湾に暮らす近海の生き物を中心に展示している。ふれあい水槽ではウニやヒトデに直接触れる体験ができ、小さな子どもに人気のコーナーだ。ウニの解説は飼育員が工夫を凝らしており、知識として面白い。
ショーは2種類ある。
アシカショーは舞台と観客席の距離が近く、輪投げなど観客参加型の演出がある。子どもが前のめりになりやすい構成だ。
イルカショーは自然の海を仕切ったプールで行われる。ジャンプのたびに駿河湾と富士山方向の景色が背景に広がり、屋外ならではの開放感がある。飼育員が生態を解説しながら進むため、見せ物だけでなく学びとして楽しめる。
ペンギンプールではイワトビペンギンが飼育されており、時間帯によって餌やり体験ができる(時間は公式サイトで事前に確認を)。
土日・祝日限定で釣堀も利用でき、釣った魚はレストランで調理してもらうことも可能(料金・条件は要確認)。
島一周の散策と淡島神社
施設内には島をぐるりと回れる散策路があり、所要時間は約40分。海に面した部分では駿河湾を見渡せ、天気のよい日には富士山の稜線が見える。
島の一角にある淡島神社は、縁結び・安産のご利益があると伝わる神社だ。境内には奉納されたお人形が無数に並んでおり、水族館とはまったく異なる空気感がある。「こんな場所があったのか」と立ち止まれる、島らしい見どころだ。
※ ピンは連絡船の乗り場(静岡県沼津市内浦重寺186)。淡島へはここから船で約3分です。(地図:OpenStreetMap/座標:国土地理院の住所検索)
食事と休憩
島内にはレストラン離宮とうみねcafeの2か所がある。弁当の持ち込みも可能で、園内のベンチやアーケード内のテーブルで食べることができる。混雑する昼食時間帯はレストランに行列ができることがあるため、時間をずらすか持参するかを考えておくとよい。
料金・営業時間・アクセス
入園料(税込)
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人(中学生以上) | 3,000円 |
| 小人(4歳〜小学生) | 1,500円 |
| 3歳以下 | 要確認 |
| シニア(60歳以上) | 2,500円 |
| 障がい者(大人) | 1,500円 |
| 障がい者(小人) | 800円 |
| 団体15〜24名(大人) | 2,600円 |
| 団体25名以上(大人) | 2,400円 |
往復乗船料・全ショー観覧料が含まれる。料金は変更になる場合があるため、最新情報は公式サイト(marinepark.jp)でご確認を。
営業時間・施設情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間(3〜10月) | 9:30〜17:00(最終入園15:30) |
| 営業時間(11〜2月) | 10:00〜16:30(最終入園15:00) |
| 休園日 | 年中無休(天候・メンテナンスによる臨時休園あり) |
| 駐車場 | 500円/日・約150台 |
| ペット預かり | 500円/1匹(入園不可、預かり所あり) |
| 電話 | 055-941-3126 |
| 所在地 | 静岡県沼津市内浦重寺186 |
JR沼津駅からのバスアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 乗り場 | JR沼津駅南口 3番乗場 |
| 路線 | 東海バス(江梨・木負・大瀬崎行き) |
| 所要時間 | 約30分 |
| 下車バス停 | 「マリンパーク」下車、徒歩1分 |
| バス運賃 | 840円(片道) |
東海バスはバスと入園券のセット券「マリンパック」も販売している。詳細は東海バス公式サイトで確認を。
車での目安所要時間
| 出発地 | 所要時間(目安) |
|---|---|
| 沼津市街 | 約20〜30分 |
| 三島駅周辺 | 約40分 |
| 修善寺温泉 | 約30分 |
| 熱海 | 約60分 |
行く前に知っておきたい注意点
天候次第で船が欠航する。「今日行こう」と当日に決めた場合は、出発前に公式サイトまたは電話(055-941-3126)で運行状況を確認してから動きたい。特に冬は風が強くなる日があり、悪天候時は臨時休園になる。
最終入園時刻を逆算する。夏季(3〜10月)の最終入園は15:30。2〜3時間の滞在を想定するなら、遅くとも13:30〜14:00には島に渡っておきたい。ショーの時刻とも合わせて計画すると充実しやすい。
ペットは島に入れない。陸側の船のりば付近に預かり所があり、1匹500円で預けられる。
弁当は持ち込み可能。混雑する時期はレストランに行列ができることがあるため、弁当持参が安心だ。海を眺めながら食べられるベンチが園内にある。
駐車場は約150台。1日500円で利用でき、繁忙期には臨時駐車場も設けられる。
まとめ
あわしまマリンパークは、沼津駅からバスで30分・船で3分という場所に「無人島の水族館」がある、静岡でも珍しい形の施設だ。
日本最大級のカエル館・水族館・アシカとイルカのショー・散策路・淡島神社が1か所にまとまっており、入園料(大人3,000円)に乗船代・ショー代がすべて含まれる。追加費用を気にせず2〜3時間を過ごせる。
天候と船の運行状況を出発前に確認すること、最終入園時刻(夏季15:30)を逆算して動くこと、この2点を押さえれば当日でも十分に楽しめる。
よくある質問
Q. 入園料に何が含まれますか?
往復の乗船代と、アシカ・イルカなど全ショーの観覧料が入園料に含まれています。島に入ってから追加料金は基本的に発生しません(釣堀など一部の有料体験を除く)。
Q. 沼津駅から車なしで行けますか?
行けます。JR沼津駅南口3番乗場から東海バス(江梨・木負・大瀬崎行き)に乗り、「マリンパーク」バス停で下車(所要約30分、運賃840円)。バス停から徒歩1分で船のりばに着きます。
Q. 何時に行くのがおすすめですか?
2〜3時間の滞在を想定するなら、夏季は午前10時〜11時に島に渡るのがおすすめです。ショーの時間帯と合わせやすく、昼食の混雑も避けやすい。最終入園が15:30(夏季)のため、午後に来場する場合は早めに動く必要があります。
Q. 子どもが小さくても安心ですか?
連絡船は車椅子・ベビーカーでも乗船補助があります。ふれあい水槽・ペンギンへの餌やり体験など、小さな子どもが喜ぶコーナーが複数あります。入園料は4歳〜小学生が1,500円、3歳以下の料金は公式サイトで確認してください。

