沼津港から狩野川をはさんだ対岸に、我入道(がにゅうどう)という一角がある。
ここへは、法被姿の船頭が櫓を漕ぐ木造の渡し船で渡れる。運賃は大人100円。ただし土日祝のみの運航で、天候によっては欠航する。
まず「どこから乗って、どこに着くのか」から書く。
※ ピンは我入道。狩野川が駿河湾に注ぐ河口の東岸にある。沼津港はこの対岸(西岸)。 地図は指やマウスで動かせます。左上の「+」「−」で拡大・縮小できます。(地図:OpenStreetMap/座標:国土地理院の住所検索)
渡し船の乗り方
どこから乗れるか
沼津市の説明によると、運航は次のように分かれている。
| 乗り場 | 行き先 | 便 |
|---|---|---|
| あゆみ橋(沼津駅から歩ける) | 沼津港を経由して我入道へ | 定期便 |
| 沼津港 | 我入道へ | 不定期便 |
つまり、沼津駅から歩いてあゆみ橋まで出れば、そこから船に乗れる。 沼津港で食事をしてから乗ることもできる。
運賃と運航日
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運賃 | 大人100円/小学生50円 |
| 運航日 | 土曜・日曜・祝日(期間限定) |
| 船 | 木造和船(船頭が櫓で漕ぐ) |
| 所要 | 数分 |
運航日・時刻は季節で変わる。 沼津市の公式ページにも「運航日・運航時間はホームページよりご確認ください」とあり、日によっては出ない。
当日の運航を確かめる
| 問い合わせ先 | 電話 |
|---|---|
| NPO法人沼津観光協会(当日の運航の有無) | 055-964-1300 |
| 沼津市 産業振興部 観光戦略課 | 055-934-4747 |
天候や川の状況で欠航する。 これを目当てに行くなら、前日か当日朝の電話が確実だ。
なぜ船があるのか
陸路では遠回りになる地形
我入道は、狩野川が駿河湾に注ぐ河口の東岸にある。沼津港は西岸なので、川をはさんで向かい合っている。
直線距離は近いが、車だと上流の橋まで戻って回り込むことになる。目の前に見えているのに、走ると時間がかかる。渡し船が今も意味を持っているのは、この地形のためだ。
平成9年に復活した
沼津市の「ぬまづの宝100選」には、こう書かれている。
> 庶民の身近な交通機関として狩野川でも木造和船の渡し船が利用されていました。(中略)平成9年に休日限定で復活し、市民や観光客からも好評です。
> (出典:沼津市「ぬまづの宝100選」我入道の渡し船)
エンジンではなく、船頭が櫓(ろ)を漕いで進む。 法被姿で漕ぐ姿は、狩野川の風景としてよく知られている。
我入道はどんな町か
我入道は、狩野川の河口に開けた漁師町として続いてきた土地だ。
沼津港のように観光施設が並ぶ場所ではない。住宅と細い道が入り組んだ、生活の町の姿が残っている。
観光地として整備されていないぶん、沼津港の賑わいとは対照的な静けさがある。 船で数分渡っただけで空気が変わるのが、この場所の面白さだ。
歩いて見て回る場所であって、目的の施設があるわけではない。そのつもりで行きたい。
船が動いていない日は
平日や欠航の日は、車で回り込むことになる。 狩野川の上流側の橋を渡って向かう。
沼津港からは目の前に見えているが、橋まで戻る必要があるため、地図の見た目より時間がかかる。
行く前に知っておきたい注意点
渡し船は「必ず動くもの」ではない。
1. 運航は土日祝のみ(期間限定)。平日は動いていない
2. 天候・川の状況で欠航する。雨や増水のときは出ない
3. 時刻は季節で変わる
4. 我入道側には観光施設が少ない。 食事や買い物は沼津港側で済ませておきたい
そのため、渡し船を目的に行くなら、沼津観光協会(055-964-1300)への電話が確実。
食事を先に済ませるなら、沼津港側にまとめている。
沼津港までの行き方は、こちらにまとめている。
まとめ
我入道は、沼津港の対岸にある、観光地化されていない漁師町だ。
- 渡し船で渡れる。 運賃は大人100円・小学生50円
- 土日祝のみの運航。 天候で欠航する
- 乗り場はあゆみ橋(沼津駅から歩ける)と沼津港
- 船は木造和船。船頭が櫓を漕ぐ。平成9年に休日限定で復活した
- 当日の運航はNPO法人沼津観光協会 055-964-1300で確認できる
沼津港の賑わいを見たあとに、船で数分渡って静かな町を歩く。同じ日に2つの表情を見られるのが、この渡し船の値打ちだと思う。
よくある質問
Q. どこから船に乗れますか?
あゆみ橋と沼津港の2か所。 あゆみ橋は沼津駅から歩ける距離にあり、そこからの定期便が沼津港を経由して我入道まで行く。沼津港からは不定期便が出ている。
Q. 渡し船は毎日運航していますか?
していない。 土曜・日曜・祝日の期間限定運航で、天候によっては欠航する。当日の運航はNPO法人沼津観光協会(055-964-1300)で確認できる。
Q. 運賃はいくらですか?
大人100円、小学生50円。 数分の乗船だが、木造和船を船頭が櫓で漕ぐ。
Q. 平日は行けませんか?
船は使えないが、車では行ける。 狩野川の上流側の橋を渡って回り込むことになる。沼津港から見えている距離より時間がかかる。
Q. 我入道に飲食店はありますか?
観光施設は少ない。 食事は沼津港側で済ませてから渡るのが現実的だ。沼津港の店は沼津港のランチ|海鮮丼・浜焼き・寿司!L.O.で探せるおすすめランチマップにまとめている。
Q. 何を見に行く場所ですか?
漁師町の町並みを歩く場所。 特定の観光施設があるわけではなく、住宅と細い道が入り組んだ生活の町の姿が残っている。沼津港の賑わいとの対比が、この場所の面白さになっている。
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